picavoo をつくっている話 —「やってみたい」を、次の一手に変える
地域で事業づくりをしていると、いいアイデアほど、案外あっけなく消えます。
下川での新事業を持ち寄る場でも、つぶやきやメモでも、「これ、やってみたい」という熱は確かにあるのに、それが検証できる仮説にならないまま立ち消える。誰の、どんな困りごとに効くのか。本当に解くべき課題なのか。やってみた結果はどうだったのか。その問いを誰も拾わないと、思いつきは思いつきのまま流れていきます。
picavoo は、その「やってみたい」を、次の一手に変えるためのインフラです。
ループを、止めない
picavoo が回そうとしているのは、構想 → 課題発見 → 解決 → 改善の一周です。
思いついたことを構想として置き、それが解くべき課題なのかを確かめ、打ち手を試し、結果を見て次に渡す。一回ごとに途切れさせず、ループとして続けられるようにする。アイデアの良し悪しを最初に評価しすぎず、まず動かして、回しながら確からしさを上げていく、という順番を大事にしています。
これは、マネタイズや事業性の証明を先に求めない、という Voyage 下川での場づくりとも地続きの発想です。「ちゃんと売れるかわからないけれど、やってみたい」を、ちゃんと検証可能な形に翻訳する。そこを道具で支えたい。
まず自分たちで使い倒す
picavoo は、いきなり外向けの SaaS として出すのではなく、自分たちの事業づくりのなかで先に使い倒すところから始めています。手元の複数事業が、そのまま実験場になる。
ID は UTAR と共有しているので、別々のプロダクトでも同じ人として地続きに使えます。内部で形が固まってきたら、同じ課題を抱えるチームに開いていく。その順番で育てていくつもりです。
正直なところ
picavoo は、ここに並べた他のプロダクトと比べて、まだいちばん手前にいます。構想と初期の実装を行き来している段階で、形は固まりきっていません。
それでもここに書いておくのは、「アイデアが消えていく」という課題そのものは、ずっと前から手元にあって、解きたいと本気で思っているからです。進み具合は、また picavoo.com と、この journal で書き足していきます。